谷口 竜　コーヒーカップ（トール）

時を重ねたアンティークのようなやさしい表情の谷口さんの貫入の器。
こちらの細型コーヒーカップもひとときのコーヒー時間に静かに寄り添ってくれます。

■特徴的な取っ手
意外や意外、親指が太い部分にしっかりとのってとても持ちやすく、来店されたお客様からも好評です。

■飲み口について
ワイン同様、コーヒーも飲むカップの形状やフチの厚みで感じる味がかわるといわれています。
飲み口の形状によって味覚を感じる舌への（コーヒーの）流れ込み方が変わるためです。

このカップは飲み口があえて＜約１cmの分厚い作り＞にしていて、苦味系のコーヒーに向いています。
ゆえに容量も140mlと小さめにしています。

【参照】https://takunomi-coffee.com　さんより
苦味系のコーヒー　→　飲み口が厚いカップ（コーヒーの味が強く感じる）
酸味系のコーヒー　→　飲み口が薄いカップ（コーヒーの味が軽やかに感じる）

■貫入について
焼成時の器の素地と釉薬の収縮率差によって生じるのが素地と釉薬の間のヒビ、貫入（かんにゅう）です。
目にみえにくいものもありますが、釉薬がかかっている多くの器に貫入が存在します。
谷口さんの器はこの貫入をコーヒーをつかって色をつけてあえて目立たせています。
ところどころ深いヒビのようにみえるものがありますが、使用や強度に影響はありません。
すべて谷口さんが検品していますので、手作りのやきものの風合いとしてお楽しみください。


●サイズと重さ
D6.8cm　H8cm
約230g

●容量
140ml／八分目

●手作りのため、サイズや形状、風合い、容量などに多少の個体差があります。

● 使用後は、中性洗剤で洗い、乾燥させてから保管してください。


●谷口 竜　Ryu TANIGUCHI
1988　茨木県生まれ
2011　名古屋市立大学 芸術工学部 都市環境デザイン科卒業
2013　岐阜県立多治見工業高等学校専攻科（陶磁科学芸術科）修了
2013〜2017　光洋陶器株式会社 勤務
多治見にて作陶